日本国からインドネシア共和国への旧水産庁漁業取締船の贈与に関する改造・整備工事を完工

日本国とインドネシア共和国は2020年2月に「漁業取締船の贈与」に関する書簡の交換を行い、2021年1月に水産庁とインドネシア海洋水産省海洋・漁業資源監視総局（KKP）との間で詳細について合意し、2020年3月に退役した旧水産庁漁業取締船「白嶺丸」を贈与することになりました。

内海造船の瀬戸田工場にて、白嶺丸の改造・整備工事を実施し、KKP様に引渡しの上、ジャカルタまで当社の手配で回航、6月19日にジャカルタにてインドネシア水産大臣および在インドネシア日本国公使列席のお披露目式が行われ、21日に最終確認テストを実施の上、無事KKP様への譲渡を終了しました。

内海造船は新造船の建造に加えて、一般商船および海上保安庁様向けの巡視船の修繕・メンテナンス工事を行っており、そのノウハウを基に今回の改造・整備工事を実施しました。

白嶺丸の改造・整備工事は従来の内海造船の修繕・メンテナンス工事に比べ、技術的な難易度と工事規模は格段にスケールアップしたものでした。

今回の経験を活かし、大口の改造工事分野にも取り組んでまいります。