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お知らせ
地球温暖化による異常気象の原因の一つに二酸化炭素を含む温室効果ガスの増加が挙げられており、その削減に向けた取り組みが必要です。
国際海事機関(IMO)は国際海運からの温室効果ガス(GHG)排出削減目標を「2050年頃までにGHG排出ゼロ」としています。
内海造船は持続可能な社会の実現(SDGs)に向け、環境に優しい船を提供し、その為の研究開発、設備投資を行い、脱炭素/温室効果ガス削減の取組みを進めていきます。
1.地球環境に優しい船の提供
(1)モーダルシフトに貢献するフェリー、RORO船の提供
「トラック、自動車による陸上輸送」を「フェリー、RORO船等の海上輸送」に切り替える事により二酸化炭素排出量を大幅に削減できます。
内海造船は国内トップクラスのフェリー、RORO船の建造実績を持つ造船所です。
フェリー、RORO船を建造する事で脱炭素/温室効果ガス削減に貢献していきます。
(2)省エネ船・ゼロエミッション船の開発および提供
LNG燃料のフェリーの建造に取り組んでいます。次世代環境船舶共同開発プロジェクトに参加しており、LNG以外の代替燃料船の開発にも取り組んでいきます。
優れた船型および省エネ装置による燃費性能の良い船の開発を進め、省エネ船およびゼロエミッション船の提供をしていきます。
2.生産過程における温室効果ガス削減、省エネの取組を進めていきます。
(1)生産設計の精度をあげ、鋼材の端材の削減。
(2)舶用機器メーカーと標準化検討および塗料メーカー等の協力を得て材料の節減。
(3)分別の徹底による産業廃棄物のリサイクル資源化。
(4)工場のLED照明化、ガス・エアー漏れの点検補修、バッテリーフォークリフト導入。
(5)インバーター等の省エネ機器導入による省エネ推進。
3.造船技術者の育成・新技術への対応
(1)国内造船業の継続には人材育成が重要です。造船業・舶用工業の技能伝承と次世代人材育成を目的に設立された
因島技術センターに内海造船は中心メンバーとして参加(当社施設を利用)しています。
(2)技術・技能グレードアップ教育等により造船技術者の育成に努めています。
(3)LNG燃料フェリーの建造により得たノウハウを人材の育成に活用します。
(4)業界団体との共同研究、大学との技術交流・研究開発、エンジニアリング会社活用による新技術の対応実績等により技術者の育成を行います。