Interview
先輩社員インタビュー 松田
担当技師(船体修繕)
MASASHI MATSUDA
松田 真司
2014年入社
修繕船事業部 修繕部 船体工事課
修繕船事業部で、修繕船の修理を行う上での工程管理をしています。
修繕工事には、年に一度行われる定期的な検査工事と、個々に船主さんから依頼を受けて行う一般工事とがあり、船体、エンジン、電気、それぞれの担当技師が仕様書をもとに工程を考え、同時進行で修繕を行っていきます。
私が最も大切にしているのは、工事を滞りなく進められるように事前に段取りや準備をしっかり行っておくこと。また、関係者間での密な連携も、短い工期で不備なく仕事を完了させるための重要な要素になります。
内海造船では様々な船種の修繕船を受け入れているため、あらゆる船種へのノウハウが身に付きました。船は種類によって見た目も中身も全く異なるため、船ごとに注意するべき部分を見極める観察眼も養われます。たとえば、お客さまが乗るフェリーでは、貨物船とは違って外観も非常に重要な部分になるため、細心の注意を払って作業を行う必要があります。
船種ごとに異なりますが、工期は1週間から10日間程度です。海上保安庁や海上自衛隊が保有する官公庁船は整備基準が厳しいため、1ヶ月間程度になります。塗装作業等の雨天ではできない作業もあるため、その都度、現場と作業工程を相談しながらスケジュールや作業方法を工夫して、決められた日数で作業を完了させます。
短い工期の中で様々な工事をこなし、無事に送り出した時には達成感を感じます。修繕船の受け入れにおいては数々の実績を誇る内海造船ですが、「修繕船といえば内海造船」と認められるように、これからも油断せずに取り組んでいきます。
仕事は朝のミーティングから始まり、船主さんや乗組員の方々とその日の作業内容の打ち合わせを行います。船員の方々は、私たちが知らない情報をたくさん持っていますので情報収集ために欠かせない時間です。
また、何気ない会話の中から、「こうしてほしい」という要望をいただくこともあります。だからこそ、まずは簡単な挨拶からでもコミュニケーションをとることを意識しています。朝のミーティングを終えたあとは、現場に出て作業状況の確認や、作業工程の調整を行います。
若手にもどんどん仕事を任せていただける社風で、1年目から船を担当させていただきました。今は5年目を迎え、任せていただける業務の幅もかなり広がりましたが、当然、プレッシャーを感じることもあります。しかしながら、上司や現場の作業員の方々と何でも相談できる関係を築けていることが、自信をもって仕事に取り組める支えになっています。
上司や先輩方、周囲の期待に応えるために、溶接や塗装、配管工事など、あらゆる分野の技術と知識を蓄えていけるように努めています。
作業の進捗を細かく確認し、現場での作業スケジュールの調整が必要かどうかチェックをします。
船主さんに一日の作業指示や状況の報告を行います。
修正箇所以外にもルールの改正に伴い、追加工事が必要なこともあります。乗組員さんとの会話の中で改善点を発見できることもあります。
一日の作業内容を把握したら、現場で修繕工事の進み具合を確認します。
安全面の管理や、現場からの要望に対応していくのも担当技師の役割です。
終業時間はしっかり決まっています。時間内に目的とする作業まで終わらせることも担当技師の腕の見せどころでもあります。
仕様書通りに仕上がっているか、品質は問題ないか、自分の目でしっかり確認を終えて一日が終わります。
趣味は釣りです。長期の休みには地元の長崎へ帰って楽しみますが、普段は会社の付近の海でイカ釣りなどを楽しんでいます。海を感じているとリラックスできて、仕事の疲れも癒されます。釣った魚は刺身にして食べる!今は小さな子どもがいますが、大きくなったら一緒に釣りを楽しみたいと思います。