Interview
先輩社員インタビュー 鎌田
技能(機装)
SOKI KAMADA
鎌田 宗希
2019年入社
新造船事業本部 瀬戸田工場 機電工作部 機装課 機装係 仕上ショップ
船の心臓部である(機関室)エンジンルームには海上を運行するために必要な様々な機器や配管が必要となります。 プロペラを回す主機(メインエンジン)、船内の電力を生み出す発電機、ボイラー、各種ポンプなど、機関室内にある色々な機器が1つのシステムとして稼働するように整備することが私の仕事です。
機関室は大小様々なたくさんの機器を限られたスペースの中に複雑に配置するため、船の中でも特に複雑な作業が必要な現場です。計画している作業工程に遅れが出ないよう、担当技師や機器メーカーさんとスケジュールを調整していきます。
工程の中でも特に緊張するのは主機(メインエンジン)の試験運転です。
燃料や潤滑油、冷却水を送るポンプの調整やバルブ開閉操作など、どれか一つでもミスをすると機器の破損につながるため、100項目を超えるチェックリストのもと試験運転を行います。
この試験運転をクリアすると実際に海上で船を走らせます。運行中に正常にエンジンが動いている姿を見るといつもほっとします。
技術と同じくらい大切にしていることは「先を見据えて作業する事」です。
現場では配管同士が干渉したり、必要な配管が足りていなかったり、と予想外のトラブルも発生します。
配管作業用の図面と機器設置用の図面を相互に確認し、今後の工事の大きな流れをイメージしながら、後戻り作業が発生しないように一つ一つの作業の見返しを心掛けています。
常に先を見据えて作業する事が、トラブルが起きた際にゆとりを持って対処できる秘訣だと思います。
内海造船はひとりひとりが船づくりの主役として仕事を任されています。
成功や失敗、たくさんの経験の中でより多くの知識&技術を身につけ、自分自身に自信をつけていきたいですね。
お客様から安心して機関室を任せて頂けるエンジニアが目標です。
自発的に仕事に取り組み、着実に目標に向かって頑張っていきたいと感じています。
現在担当している現場の工程を見返します。
前日にやり残した作業や、今後の作業に向けての課題解決に順序をつけ、一日の作業をイメージします。
各種機器の調整や検査のために発電機や各種ポンプを始動させます。
機器の破損の無いよう、細心の注意を払いながらの作業です。
新たに取り付けた機器の不具合や配管に漏れがないか確認を行います。
些細な事でも早めに確認、対処することで後からの不具合を防ぎます。
機関室内に異常がないかをチェックした後、明日の予定を確認して終業です。
時間を見つけてゴルフの練習をする事で体を動かしリフレッシュしています。
友人や職場の仲間とコースを回り、自然を感じながら仕事を忘れてプレーしています。
職場の仲間に負けないように、楽しみながらもスコアを縮めていきたいです!